ある朝、一瞬にして風邪をひいた。1月14日早朝のことだ。
眠たい身体で立ち上がり、目覚めたところまでは、いつも通りだった。時計を見るつもりで、携帯を手に、ニュース頁を同時に見た瞬間、僕の身体は真っ逆さまに地面へと落っこちていった。いや、そんなことが起きるはずはないが、そんな気持ちになっていた。速報は、哲学者・梅原猛氏の逝去を伝えるものだった。目前は暗澹たる思いとともに、灰色に陰っていった。まだ、なにも、反応すらできていないのに、大切な何か=生きる力のようなものと涙が、一緒くたになってこぼれ落ちていくのが見えた。
こんにちは。アシスタントの東です。 少し暖かくなったなと思ったら、最近また冷え込む日々が戻ってきました。 年が明けてからすぐにミャンマー北部のナガランドへ行っていたので、 帰りのヤンゴン滞在時、半袖とロンジー(ミャンマーの巻きスカート) でヤンゴンの街中を歩いたり、市民が一番沢山お参りしているお寺 シュエダゴンパゴダに裸足になって地元の人に混じってお参りしていると、 すっかり身体も体温が上がってもう夏のまっただ中にいるような気分になりましたが、 福岡に到着し飛行機のタラップを降りた瞬間、寒風に雪が舞っていたので 冬に引き戻されました!
とはいうものの、随分と時間が空いたのでどこから書こうか。前のblog以降のことで言えば(春以降は)、5~6月はリトアニア、ラトビア辺りへ行っていた。
夕方から自転車に跨り出掛けた。 ソメイヨシノや枝垂れ桜はすでに散ってしまったけれど、 八重桜が見事に花を咲かせ、福岡城跡お堀沿いの道では 時々花吹雪が舞い、春風が気持ち良い季節になってきた。 今はしばらく続いた移動が一区切りして、福岡に戻っている。
だから日々の移動は自転車だけというシンプルさ。 こういう平坦な場所で暮らすのは、学生時代に大阪で暮らして以来かもしれない。 新鮮さはまだ抜けそうにない。
さて、少し時間が空いての更新となってしまったので、 ここ一ヶ月くらいの話をまとめて書きます。
東日本大震災から2年となる、2013年3月11日。 この日は仕事の手を一旦止めて、「今を」そして「これからを」考える一日に しようと思い過ごした。 福岡は朝から陽が差し天気が良く、東北に比べると気温も上がり暖かい日となった。 普段は見ないテレビをつけ、新聞を二紙買ってそれぞれ目を通す。 震災後2年を迎えた各地の現状を伝える映像は、各市町村それぞれで 難航している復興状況を報道するとともに、人々のまだまだ癒えぬ傷の深さを 十分に感じさせるものがあった。
ブログをご無沙汰していました。 アシスタントの東です。 気がつけば前回の津田が書いた北欧帰国後のブログから随分と時間が 空いてしまいました…!
トークイベントなどを行うと来て下さったお客さんが、 「ブログ読んでます!」と暖かい言葉をかけて下さるのでとても嬉しく思いつつ、 最近全然更新できていないので申し訳ない気持ちでした。 明日から1月に引き続き、再び海外取材です! 帰国後もすぐに国内にて南方への旅が続くので、怒濤の移動サイクルが 始まりますが、その前に久しぶりに近況をお知らせしたいと思います!笑
北欧から戻って一ヶ月半。 ブログもまともに書ける間もなく…だからはじめに旅の写真を挟んでおきます。 白夜の国から旅路のスナップをお楽しみ下さい。合間に仕事机などのカットも 入っているけれど、それも日々の記録からということでご容赦を。
津田アシスタントの東です。 ブログもすっかりご無沙汰していましたが、6月中旬からのラップランドを含む 北欧を津田と旅していました。 森と湖の続くフィンランドを越え、ノルウェー北部の入り組んだフィヨルドまで ドライブした長い旅もようやく終り、ただいまパリへ来ています。
ヨーロッパ最西端に浮かぶアウターアイランズへの旅を終え、 ようやく九州へ戻ってきた。 この旅で目指した場所は古代遺跡の点在するスコットランド北方の島々。
相変わらず動き回って2月が風のように過ぎていった。 西国では琵琶湖に浮かぶ島の取材へ出て、船旅にはまだ寒さが 残っていたが、海風が忘れかけていた風景を思い出させてくれた。 近江は夏の風物詩も良いが、湖東の冬は北国にも似た地域がいくつもあり 雪深く好きだ。
アシスタント東です。 長らくブログを更新していませんでしたが、津田さんは相変わらずあちこちに 動きながら思考を働かせております。 現在、春から海外で参加するグループ展の準備を進めているところです。 詳細が決まりましたらあらためてニュースにてお知らせいたします!
私達は年末年始から東北、関西、九州などしばらく移動が続いていましたが、 先週は滋賀県へ行っていました。連日のように日本各地でも積雪に関するニュースが 流れていますが、滞在していた湖東でもちょうど一晩にして雪が積もり、 車も電車も前にも後ろにも進めない状況で自然の威力を目の当たりにし、 予定していた目的よりも雪を見に行ったような感じで一日が過ぎてゆきました!
関東・関西それぞれで開催した個展を終え、10日が過ぎた。 会期中も仕事で各地を走り回っていたので、展示会場の ギャラリーへはほとんど居ることがなかったが、 その間展覧会を多くの方に見て頂き、感謝の気持ちで一杯だ。 東京ではヒマラヤ文化圏に属するブータンにて撮影をしている 新作「REBORN」の第一幕を発表、京都から足を伸ばし 琵琶湖の望める丘に在る成安造形大学では、2005年の 発表以来7年経た今でも展覧会が続いているシリーズ 「漕」(Kogi)の過去最大規模の展示を行った。
先週、宮城県で行われた塩竈フォトフェスティバルへ行ってきました。 メインイベントであるポートフォリオレビューのレビューワーに 津田さんが呼ばれて初めて参加したのですが、決して関東や関西以南 より近いと言えない東北へ写真を志す若い人達が集まり、レビュワーとなる ギャラリスト、写真家、出版社の方など色々な分野からの8名が集結し、 写真と向き合う時間がたっぷりの2日間でした。
9月初旬はミャンマーに行っていた。 夏の終わりが近づいていた日本から再び真夏へ戻ってゆくような旅だった。 現地では少数民族の暮らす湖水地方や乾燥地帯などをフィールドワークしたが、 地域によって随分と温度差もあり、国土の広さをあらためて感じた。 又、仏教大国とはいえ近年二度に渡り訪れているブータンとも違い、 寺院や僧院、修行の場はミャンマー特有で滞在日数は10日間と いつもに比べて短かったものの、多くの知恵を得た。
津田さんが海外に行って留守中に、ザ・プリンスパークタワー東京にて 開催された「日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011」に参加してきました。
8月に入ってからも動き回っていた。 フィールドワークでは諏訪を訪れた。 長野、山梨辺りは歴史を紐解くと今でもミシャグジなど道祖神や 土着の信仰が根付いているので、興味深い聖域が各所に点在している。 加えて縄文文化においても多くの遺物が発掘されており、尖石遺跡・縄文 考古館や井戸尻考古館はいくら時間があっても飽きることのない場所だった。 ここでは蛇信仰の原点かと思えてしまうくらい、素晴らしい土器を 数点見ることも叶った。それだけで来た甲斐は十分にあった。
ブータンから帰ってきて2週間が経ち、ずっと移動が続いた 身体もようやく落ち着いてきました。 先日津田さんと、六本木ミッドタウン内にある 三宅一生さんがされている21_21 DESIGN SIGHTで行われていた 「東北の底力、心と光。『衣』三宅一生」展を観に行ってきました。
旅から戻った。 タイ王国を経由して再びブータン王国へ。 西から東を通る山道を二週間渡って移動。 途中、念願の仏教の聖地などを幾つも訪れた。 昨夏の経験もあり、ブータンでは天候や標高差のある移動、 食事にも随分と慣れた。 それでも唐辛子を主食のように食らうブータン人のような真似をしたら 痛い目に遇うだろう。
神戸ー大阪ー秋田ー岩手ー京都ー滋賀へと移動が続いた。 各地にてトークイベントや講演会にご参加下さいました皆様、ありがとうございました。
一旦、横浜へ戻ったのですが本日より再び旅に出ます。 やや長旅となるので帰国次第、近況の報告などをいたします。 皆様も夏バテなどしませんように。
先日、関西にて津田さんが以前教えたことがあるIndiana State Universityの 学生が来日し、大阪・堺にある日本家屋・主水書房をお借りして授業を行いました。
先週も走り抜けるように時間が過ぎていった。 原稿書きや打合せなどが重なる季節は仕方のないことだ。
でも世の中では、大事なニュースが流れていたので見逃すわけにはいかない。 とくに東日本大震災関連では、19日の新聞に震災遺児支援の記事が目に留まった。
先日のチャリティー写真販売の収支報告が届きましたので ご報告させていただきます。 今回のチャリティーでは売上げ合計5340,443円が寄付金として 送られることになりました。
先週末Axisギャラリーにて行われたチャリティー・写真販売に ご来場いただきました皆様、ありがとうございました! 私達は会場へ行けなかったのですが、当日の開場前から 多くのお客様が並ばれていたようで、大盛況だったようです。