日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011レポート!
津田さんが海外に行って留守中に、ザ・プリンスパークタワー東京にて
開催された「日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011」に参加してきました。
開会式には、日本の元首相陣の森さん、鳩山さん、安倍さん、管さん、
インド側からも今回のサミットの発起人ヴィバウ・カント・ウパデアーエ氏や
共同議長のサム・ピトローダ氏などが続いてスピーチされ滅多に見られない
顔ぶれが揃った開会式でした。
会場ではお互いの国の文化を写真を通して知るために日本、インドから
約25名の写真家の作品が展示され、津田さんも「漕」を展示しました。
今回のサミットは両国間の今後のビジネスの取り組みについてが
主題だったので3日間に渡って農業、医薬品、エネルギーと環境、
ITなどのビジネスについて毎日セッションが沢山行われていました。
残念ながらサミットのプログラムの中では文化面、宗教面などは
あまりふれられていませんでしたが搬入、搬出などでインド人と
やり取りを交わし、3日間会場にいるだけで見慣れたということもあるのか、
今まで文化が違いすぎてあまり接触がなく遠いと感じていたインド人を
身近に感じると同時に人間としての安心感、温かさや彼らから
溢れ出ている生命力を強く感じました!
日本にいながらまるでインドを旅しているような錯覚も起きました。笑
またビジネスの場でも、日本人同様のスーツ姿に頭にターバンを
巻いているインド人男性、サリー姿のインド人女性からは
インド人の民族や家族としての結束力を感じました。
開会式、閉会式の挨拶の時にひと際目立っていた人がいてどんな人
なんだろう、と気になっていたのですが、彼はISHA財団のヨギ(指導者)
であるサドゥグルという人で、挨拶の時に歌を歌っていたのですが、
その歌声はとても慈悲深く、会場で聴いている人の心を1つに
掴んでいるようでとても強く印象に残りました。
閉会式の最後には、今回のサミットを主催したヴィバウ・カント・
ウパデアーエ氏の若い頃の日本語の先生である恩師が壇上に上がり
スピーチされたのですが、とても緊張しながらのスピーチの後に、
その先生から「彼は若い頃私の家まで11時間かけて週3回日本語を
習いに来ていたのよ」という話を聞き、主催者の日本とインドの
関係をつなごう、という情熱と長年の努力に心打たれました。
このような大きな国際的なサミットですら、一民間人が抱いた夢が
形になったものだ、ということを知り、ヨギのサドゥグルが
言っていたようにunorganizedなインドと秩序のある日本は
全く反対のような国だけれど、お互いが上手く協力し合い、
サポートし合えるような良い関係が今後築いていけると良いな
と思いました。
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