「TOKYO PHOTO 2010」が終わり、翌日から長野で開催されていた 「高遠ブックフェスティバル」に参加した。 秋風に揺れる赤いちょうちんを追い、静かな城下町の表通りに出たら、 茶房(角万伊藤園)が目に留まった。 店の奥には蔵があり、偉人達の格言が活版で刷られ展示されている。 ひんやりとした蔵の中でことばを読むと、飴玉を口の中で 転がす時のように自然と力が抜けた。 人間は身体に力が入っていても案外気がつかないものだ。 だからこうして普段暮らしている家を後に旅に出たり、 遠くまでやってくると張りつめた糸が一瞬で緩む。
本日でTOKYO PHOTOが終了しました。 4日間という短さと連休中だったこともあり、 今日も会場へ行くと列が出来るほど盛況でした。 お越し頂きました皆さま、どうもありがとうございました。
休む間もなく、津田さんと明日は長野・高遠にて 写真家・平間至さんとトークイベント、 明後日は山梨へ行ってきます。 本を巡っての街歩き、楽しみです。 お近くにお出かけの際は是非高遠ブックフェスティバルへお立ち寄り下さい!
先日16日夜に“TOKYO PHOTO”の内覧会がありました。 昨年より出展ギャラリーも増え、開場と同時にたくさんのお客様が来られて 混雑していましたが、今回は海外のギャラリーもたくさん出展しているようで、 普段見られない写真を色々見ることが出来そうです! 津田さんも19、20日と時間を見つけて開場に行く予定です。
移動続きでご連絡が遅くなりましたが、 8月29日で横浜美術館で開催されていた 「126POLAROIDS-さよならからの出会い-」展が無事終了しました。 海外へ旅に出ていたため、あまり会場に足を運ぶことができませんでしたが、 会期中4,000人を超えるお客様がご来場下さったようです。 暑い日差しの中、展覧会を見に来て下さいましたみなさま、 どうもありがとうございました!! 今月中に、今回の写真展の写真集(赤々舍出版)が書店に並ぶ予定です。 是非、お手に取ってご覧下さい。
しばらく海外へ出ていたこともあり、久し振りの更新となる。 世界にはまだまだ遠い場所がある。 いや、僕らの方が聖地から遠くへと歩んでしまったのだから、 ここからヒマラヤはずっと遠くに在る。
あらためて、そう思える旅だった。 訪れていたのはヒマラヤの王国ブータン。 日本で言えば九州くらいの土地を持つ、小さな王国だ。
そこにはどうしても越えたい峠と歩きたい村々、会いたい人々が暮らしている。 人間は生まれた場所の水と共に育つ。