昨日、夕方から霞ヶ関の文部科学省庁舎にて芸術選奨文部科学大臣賞・新人賞 の贈呈式と祝賀会がありました。
それぞれの分野で賞を受賞した合計30名、付添人、文化庁役員、選考委員、 報道陣など沢山の人が会場に集まり、明るい会場でめでたく贈呈式が行われました。
この頃ポストが賑やかだ。 コトン、コトンと手紙が届く。
日本中どこへでも80円で旅する紙片が集い、我らを誘い導く。
この度、芸術選奨文部科学大臣新人賞を頂くことになった。 受賞の理由となったのは、資生堂にて発表した「SMOKE LINE」、 一宮市三岸節子記念美術館にて発表した「果てのレラ」、 その各個展とのことだ。
先日、とても風の強い日に千葉、房総半島へ行ってきました。 横浜からはお得な切符を使って訪ねた人の家までは2時間半の ちょっとした小旅行でした。
千葉には津田さんが知人との縁もあり今自転車を作って 頂いている人がいるのですが、ガレージスペースに 自転車のパーツや部品、サーフボードなどが所狭しと置いてあり、 自転車の溶接部分、絶妙なフレームのカーブ、サドルの硬さなど 話を聞いていると時代、国、作り手、サイクリストと共に変貌を 遂げていった自転車への大きなこだわりと愛情を感じました。
雨が降っている。 通りには水の路ができる。
流れゆくものがある。 全ては高いところから低いところへと還る。
引力は辿った道を再び示している。 引かれた線は地上に浮かび上がる。
その上に僕らは暮らしている。 幾重にも引かれた線と線の交わるところ。
本当は線を踏んではならない。避けて暮らさねば。 その線は地表を潜り、やがて地面を通り越し、 その先を目指している。
世界には裏側へと繋がっている道がある。 人類はその入口にいつだって立ってきた。
いや少し前の時代までのことかもしれない。 それで果たしてよいのか。
雨が降っている。 僕は旅の準備をしている。 今日も歩く支度をしている。
水路を踏まないように。 流れを留めないように。
つい、散文を書いてみた。 雨続きだが、人によく会っていたからかもしれない。