冬空の下、侍集結
昨日、川崎市岡本太郎美術館で佐内正史さんの写真展の最終日に野外、
母の塔の下で「写真家 七人の侍 斬」という現在活躍中の豪華写真家8人による
トークイベントがありました!
メンバーは佐内さん、大橋仁さん、若木信吾さん、吉永マサユキさん、大森克己さん、
笠井爾示さん、藤代冥砂さん、そしてスペシャルゲストで藤原新也さん。
この日は津田さんといつになく早く着いたので座布団に座って話していたら、
予想はしていましたがどんどん人が増え、始まる頃には階段の上や横の通路まで
人だかりになっていました!
昨日は日中でも気温が低かったので、出演者も観客も寒風に身をさらし
甘酒やカイロで煖をとりながらも小刻みに震えたりしていましたが、
久しぶりの冬の外でのイベントも良かったです。
トークは佐内さんとの出会いに始まり、写真を通しての仕事の仕方、
写真の焼き方(プリント制作)、女の人を撮る時、今年やりたいことなどについて
佐内さんの進行で8人が意見を言い合って、それぞれが全然違った意見だったので
聞いていてとても面白かったです。
フィルムで写真を撮って自分で白黒を焼いているという笠井さんや、
今年は写真に力を入れたい!という若木さん、最近はデジタルばっかりだ、
という藤代さんなどそれぞれの仕事の仕方、写真家としての思いなど話を聞いて、
みなさん写真と正面から向き合っていて頑張っているんだなぁ!と思いました。
中盤でみんながついていけていない中、佐内さん、藤原さんによるカラオケが始まり、
藤原さんの熱唱には侍達もみんな席を立って、色んな角度からシャッターを
切っていました。笑
トーク終了後、展覧会を見に行ったのですが、展示は写真プリントが
700点テーブルに並べられていて手に取って見られるようになっていました。
また会場では普段本屋さんで見ることの出来ない佐内さんの自主レーベル「対照」
から出版されている写真集を手に取って見ることが出来、とても貴重な機会でした。
この3ヶ月の展覧会会期中、来場者数が2万人もあったようです!!
岡本太郎美術館の過去の展覧会の中ではウルトラマンとゴジラを別として
人間界では最高来場者数だったようです。笑
ちなみに写真の今回の図録に書いて頂いたサインは、
佐内さん曰く、“シャキーン!”という感じがいいでしょ!?ということでした。笑
帰りに津田さんが、気に入った展覧会の図録はとりあえず買っておいた方が良い!
と言っていました。さらに帰りの電車でそれを読むと尚良い、ということです。
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