果てのレラ Rera Faraway

Tsuda Nao in Solo, Portfolio 2014.07.12

 

果てのレラ #1

果てのレラ #1

果てのレラ #3

果てのレラ #3

果てのレラ #4

果てのレラ #4

果てのレラ #7

果てのレラ #7

果てのレラ #10

果てのレラ #10

果てのレラ #15

果てのレラ #15

 

 

三岸節子記念美術館 /(愛知)2009

三岸節子記念美術館 /(愛知)2009

 

今回の旅だが、一見すると南北への旅に映る部分があるのだが、実際にはそうではなく、先に北端へ降り立ったことで、実は南方へ、南方へと目指す旅となっていった。つまり日本の最北端スコトン岬に立った時、全ての日本が自分の南側に位置していることを知り、いつしか日本列島の根を探る旅となっていったということだ。
また、最南端の島で聞いた、興味深い話しもここに記しておきたい。島の人々が存在することのない、南波照間島という島の存在を信じてきた歴史があるというのだ。それはやがてニライカナイ(我々の住むこの世界とは別の、もう一つの神々の国。あるいは異境。)の存在を巡る伝説へも発展してゆく。これは、古代から人間が「こちら」と「あちら」を結び留め、信仰を伝承し生き続けてきたことの証なのではないだろうか。

(「果てのレラ」展覧会カタログより)

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