MAN ON WIRE

Tsuda Nao in Blog 2009.04.11


午後から都内へ出掛け、銀座にあるメゾンエルメス10階の
ル・ステュディオへ上映会を観に行く。
今日のプログラムは「MAN ON WIRE
フランス人の綱渡り師Philippe Petitの偉業をドキュメンタリーにした映画。
1974年にはニューヨークにてツインタワーの間の
高度400メートルの虚空をも渡ってみせた男の話。
若き日の映像からは練習風景や構想を練る姿が写し出されている。
警察の禁止を何度と経験しながらもその決意に揺るぎはない。
「なぜ、綱渡りをするの」と問われ、
「誰も傷つけるつもりなどない。ただ、与えたいんだ」と彼は言う。
危険なのは仕方ない、美の綱を渡り歩くために彼は生まれてきたのだ。
機会があれば是非観て欲しいと願う映画。

夜には久し振りに清澄白河へギャラリーのオープニングへ行く。
幾つかのギャラリーが同時にオープニングを行う日なので賑わっていた。
目的はジェラティンのパフォーマンスを見るために小山登美夫ギャラリーへ。
彼らの日本上陸は待ちに待っていたので涙が溢れる。
学生時代からずっと追いかけて来たアーティスト。
この前に作品を観たのはポンピドゥーセンター(パリ)で開催されたグループ展だった。
今回は個展なので会期中に何度か行きたいと思っている。
ちなみに僕の所属するギャラリー(hiromiyoshii)もこのビルの6Fに入っている。
こちらの展示はHIROMIXの個展。
オープニングは普段それほど行かない方なのだけど、
今日は素敵な一日だった。それは友人達のお陰。
声と眼差しに人はいつでも光をもらって生きている。
そして最近お会いする多くの方が
「資生堂の個展、観ましたよ」と声を掛けて下さる。
感謝です。「ありがとう。」

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