バルト海に面する美しい小国・リトアニア その小さな村で続いてきた夏至祭に立ち会ったことで森と人々の深い繋がりを知ることに。それらはかつて、日本人が持っていた自然信仰にも共通すると、津田さんは語ります。
4年に亘って撮影を続け、歩んだリトアニアの風景新作の数々を体感できる展覧会
夏至を迎えるこのとき初夏の気配を感じながら
山梨のギャラリーまで足をお運びください
〈展覧会情報〉
津田直「エリナスの森」日時 2018年6月9日(土)-7月16日(月・祝) 11:00-19:00 水曜定休 *23日(土)はイベント開催のため、16:〈イベント情報〉「オープニングレセプション」本展開催にあたり、津田直さんをお迎えしてオープニングレセプションを行います
6月9日(土) 17:00-会場 ギャラリー形*参加無料 「アーティストトークと夏至を祝う催し」リトアニアでの旅のエピソードなど、スライドを交えたトークのあと、日没に合わせてリトアニアの夏至祭を想わせる小さな催しを行います
6月23日(土) 16:30-19:30(終了予定)会場 ギャラリー形*展覧会につきまして、イベント準備のため16:00に一旦クローズさせていただきます料金 3,000円+税 (軽食付き)予約方法お電話でのお申込み:evam eva yamanashi 色 tel. 055-267-8341までご連絡くださいメールでのお申込み:件名「写真展イベント申込み」、お名前、電話番号、ご予約人数をご記入のうえevent@evameva.comまでご連絡ください
– 第一部 アーティストトーク・スライドショー 津田直さんに、リトアニアでの旅のエピソードなどスライドを交えながらトークしていただきます
– 休憩 軽食暮れゆく空の下、スープや黒パンなど、リトアニアの伝統的なお食事をお楽しみいただけます
– 第二部 朗読会
日本在住のリトアニア人をお迎えし、キャンドル灯る中、日本語、リトアニア語で詩を朗読していただきますその後、焚火を囲み、談笑を交えながら日没の時間をゆったりとお過ごしいただけます
※イベントの詳細、アクセス等に関しては、evam eva yamanashi HP をご覧下さい。
エリナスの森 Elnias Forest
–
サウレはどこに消えたのか
いま
歩いて渡っている凍ったネムナス川の淵もまだ固く
解け出す日は
遠い –
陽が昇る前の朝露を掬った白い手で
九種類の草花が摘まれた
太陽の円環を描いたように
花冠は古から口を慎み 作る習わしとなっている
燃えゆく太陽の車輪の下をくぐり
輝く金色の娘たちと過ごした時間
(『Elnias Forest』よりII章、Ⅵ章より二篇の詩を抜粋) – 2018年5月3日刊行 写真:津田直 テキスト:津田直 デザイン:須山悠里 発行:handpicked 仕様:A4変形判(T290mm×Y200mm)/上製本/128ページ/フルカラー(日英) ISBN:978-4-9910162-0-2 C0072 価格:5500円+税
Where is the sun of Saule gone?
For the time being
the Nemunas River is frozen under my feet
solid enough to walk across
The thick ice remains
far from a thaw –
To make a pure wreath
nine sorts of flowers were handpicked
after receiving morning dew fallen before sunrise
Following the tradition
the ring was completed in silence
as the sun draws a circle in the cosmos
Remember the time
Under the wheel of the sun
every blonde maiden was shining
all in an eternal flame
(Extract 2poems-chapter II and VI from Elnias Forest )
トラベル・ライフスタイル誌『PAPERSKY』(no.56)、ハワイ リトリート特集号にて「Jomon Fieldwork 賢者の欠片」Vol.20 「東端に見る、縄文とオホーツク文化」を寄稿しました。
雑誌の詳細は下記サイトよりご覧頂けます。 『PAPERSKY』(no.56) http://www.papersky.jp
2〜3月に根室、東京にて開催されたイベント“ EASTERN ” vol.2「釣りに行こう」 のイベントのレポートが三編(前編・中編・後編)に渡って掲載されています。後編に津田のトークの様子が載っています。imi-shin HP http://imi-shin.com/special/26-3/
“ EASTERN ” …本土最東端の街、根室は人と自然とが程よい距離感で結ばれ、人が自然の一部として存在していることを気づかせてくれる美しい土地です。そこには今、僕たちが知りたいヒントがあるように感じています。 ” EASTERN ” は、東京と根室。ふたつの東から育まれていくもの、出会うものを通して、これからの新しい暮らしを一緒に探っていくプロジェクトです。
(展覧会特設HPより)
太宰府天満宮では、フィンランドとつながりの深い二人の日本人アーティスト 陶芸家 石本藤雄と、写真家 津田直による「太宰府、フィンランド、夏の気配。」を開催いたします。
宝物殿では「実のかたち」と題し、太宰府天満宮の象徴である梅の実や夏に旬を迎える冬瓜、あるいはヤマモモ、ブドウ、木苺、南天の実をモチーフとした石本藤雄の陶器作品を、そして文書館では「辺つ方(へつべ)の休息」と題して、北欧の人々が短い夏を楽しむサマーコテージやフィンランドの離島に到来する初夏を写し取った津田直の写真作品を展示いたします。それぞれの作家が向けるまなざしを通して、自然が息づく夏のはじまりをご体感ください。
2017年5月、冬から夏へと季節が移り変わる瞬間を追い求めたフィンランドでは、群島の岩場や岸辺から見つめた草木がいち早く夏の到来を察知して新芽を開く様や、人々が世代を超えて大切にしているという、短い夏を満喫するための小屋とそれを取り巻く自然の姿に、北欧の初夏を見出しました。植物の息吹、氷 が解けた湖面、陽の光や風、といった被写体に目を凝らして写し取った一瞬に、津田作品の世界観が感じられます。
「太宰府、フィンランド、夏の気配。」展 石本藤雄「実のかたち」 津田直「辺つ方(へつべ)の休息」 会期:2018年5月12日(土)〜7月1日(日) 開館時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで) 休館日:毎週月曜(6月25日は開館) 拝観料:共通チケット [ 宝物殿+文書館 ] 一般 700(600)円、高大生 300(200)円、小中生 150(100)円 会場:太宰府天満宮 宝物殿・文書館 それぞれ 一般 400(300)円、高大生 200(100)円、小中生 100(50)円 住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1 tel.092-922-8225(9:00〜17:00) 主催:太宰府天満宮 後援:フィンランド大使館、Visit Finland (フィンランド政府観光局) 協力:有限会社スコープ、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター、東京カラー工芸社、富士フイルム株式会社、三菱地所アルティアム、 MUSTAKIVI、Taka Ishii Gallery Photography / Film 、THE NORTH FACE 会場構成:宝物殿 設計事務所ima(イマ)小林恭 + マナ、文書館 CASE-REAL(ケース・リアル)二俣公一 アートディレクション:前田景 企画・プロデュース:株式会社ビオトープ WEB: http://www.dazaifutenmangu.or.jp/natsunokehai/
〈関連イベント〉 *津田直 スライドショー&トークイベント ヴァーノ島とユヴァスキュラの湖畔での撮影秘話、さらに石本藤雄との不思議な縁について、展示作品以外のスライド画像を交えながら語ります。
日時:平成30年5月13日(日)午後1時~午後2時半(開場は午後12時30分) 場所:太宰府天満宮宝物殿 地下1階 講座室 ※宝物殿正面向って右側に、地階への階段がございます。 聞き手:高橋美礼(デザインジャーナリスト) 参加費:無料 ※展覧会へのご入場は、別途チケット購入が必要となります。 定員:各回 50名 ※先着順にて。定員になり次第、締め切らせて頂きます。 主催:太宰府天満宮文化研究所 応募方法:メールにてお申込み下さい。 メールタイトル(件名)に、「①5/12 石本藤雄 トークイベント参加申し込み」「②5/13 津田直 スライドショー&トークイベント参加申し込み」どちらか必ずご記載下さい。 本文に、お名前、お電話番号、メールアドレス、ご住所を記載頂き、太宰府天満宮文化研究所のメールアドレス、kenkyusyo@dazaifutenmangu.or.jpまでお送り下さい。 確認次第、受け付け完了のメールを送付させて頂きます。
〈展覧会会期中の太宰府天満宮催し物トークイベント 石本藤雄トークイベント 津田直飛梅ちぎり花菖蒲コンサート斎田御田植祭大祓式