みなとラボで制作された『SEA PHOTO CARD』に写真を1枚提供しています。

Saori Azuma 2025.06.30
海3710Labみなとラボ海洋教育SEA PHOTO CARD

SEA PHOTO CARD 01海洋教育のプログラム作りなどを協働しているみなとラボより、100人の写真家が撮った海の写真をカードにした『SEA PHOTO CARD』が作成されました。そのうちの1枚に、落石で撮影した海の写真を提供しています。 学校や美術館などへの貸し出しが中心となりますが、ご興味のある方は是非みなとラボへお問い合わせ下さい。

(みなとラボHPより) みなとラボは、海洋教育の教材として『SEA PHOTO CARD(シーフォトカード)』を日本財団の助成により制作しました。学校や社会教育施設、書店などでの海の学びを深めるためのツールとして、貸し出しを開始します。

2023年3月から1年間にわたって、みなとラボのウェブサイトで展開された、10人の写真家が海をテーマに撮り下ろす写真企画「See the Sea」。 「写真」という身近な表現方法を通し、海について知る・考える機会をつくり、海の多様な表情をみる人へ投げかけました。写真家は「海」という大きなテーマを、どのような視点でどう写し取ったのか。写真作品と共に、撮影前後で海や作品への思いをまとめたインタビューを掲載しています。また、手にとってもらえるものをつくりたいという思いから、ポスターとポストカード、インタビューの印刷物をセットにして制作しました。

この「See the Sea」の延長として誕生したのが『SEA PHOTO CARD』です。

本企画は、写真家による海の写真100点をカードにし、さまざまな見方(遊び方)から海の多様な姿や表現を感じ取り、他者と共有するコミュニケーションを生み出すものです。海とのつながりが希薄になり、海洋環境問題が頻出する現代、いまいちど「海」とは何なのかを考え、「海と自分とのつながり」を見つめることが求められています。「じっくり見る」という機会を通して、海との接点をみつけるきっかけを作りたいと考えています。

このようなカードは「アートカード」と呼ばれ、美術館などで美術鑑賞や鑑賞教育のために使用されています。従来のカードにみなとラボが持つ「海」の視点を加えました。本カードが、海洋教育の新たな教材として活用されることを目指しています

SEA PHOTO CARD 02

『SEA PHOTO CARD』の使用方法、貸し出しの申し込み方法の詳細は以下リンクよりご覧下さい。 https://3710lab.com/news/8677/

【概要】 海洋教育プログラム Ocean Learning『SEA PHOTO CARD』

企画監修:田口康大(みなとラボ) 企画原案・編集・執筆:小倉快子(みなとラボ) 寄稿:飯沢耕太郎 イラスト:田渕正敏 デザイン:宮添浩司 執筆協力:安藤菜穂子 編集協力:河野華子 後藤理菜 ハウレット エリー リー(みなとラボ) カード印刷:ライブアートブックス 冊子印刷:グラフィック 発行人:田口康大 発行:一般社団法人3710Lab(2025年3月31日) 助成:日本財団

※各写真作品の著作権については、一般社団法人3710Labで許可を得ているものです。無断使用、複製は禁止します。

【参加写真家一覧】 有村勇史、安藤瑠美、池野詩織、石内 都、石川直樹、石川真生、石川竜一、石元泰博、今井壽惠、岩根 愛、植田正治、植田真紗美、上野彦馬、上原沙也加、浦部裕紀、大辻清司、大野愛子、岡田裕介、岡上淑子、おちいし義務教育学校 海洋教育プログラム(津田 直)、柿崎真子、鍵井靖章、かくたみほ、梶井照陰、川内倫子、川田喜久治、北井一夫、木村伊兵衛、熊谷聖司、公文健太郎、桑原甲子雄、桑原史成、気仙沼市立鹿折小学校 海洋教育プログラム、河野浅八、河野幸人、小島一郎、児玉房子、牛腸茂雄、今 道子、齋藤陽道、沢渡 朔、塩谷定好、清水裕貴、白石ちえこ、白岩登三靖、鈴木 清、鈴木理策、須田一政、清野賀子、高梨 豊、高橋宗正、高橋ヨーコ、高山正隆、田川基成、竹之内祐幸、田附 勝、築地 仁、土田ヒロミ、東松照明、百々 新、中平卓馬、中村征夫、中山岩太、長島有里枝、長野重一、楢橋朝子、奈良原一高、新潟県立海洋高等学校 海洋教育プログラム、新潟県立佐渡総合高等学校 海洋教育プログラム、西村多美子、野口里佳、野島康三、野村恵子、野村佐紀子、芳賀日出男、畠山直哉、濱田 晋、濱田英明、濱谷 浩、原田教正、広川泰士、深瀬昌久、福原信三、本城直季、緑川洋一、宮古島市立狩俣小学校 海プロジェクト、三好耕三、村越としや、守田衣利、森山大道、安井仲治、柳沢 信、山城知佳子、山田博行、UMEhouseうらしま 海洋教育プログラム、横浪 修、吉田志穂、若木信吾、鷲尾和彦、渡部雄吉

※学校名やプロジェクト名が入っているものは、みなとラボが全国で行なった活動の中で撮影された写真となります。

【BOXに入っているもの】 ①海の写真作品カード 100枚 ②ガイドブック

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みなとラボと協働で行った海洋教育のワークショップが書籍『海を見ているたくさんの目/聞こえてきた海』として刊行されました。

Saori Azuma 2025.04.29
根室海みなとラボ海洋教育田口康大海を見ているたくさんの目/聞こえてきた海

『海を見ているたくさんの目/聞こえてきた海』3年前よりみなとラボと協働で行ってきた海洋教育プログラムの開発・考案、ワークショップ開催がこの度一冊の書籍『海を見ているたくさんの目/聞こえてきた海』となり、刊行されました。海洋教育やワークショップ、自然との関わりなどに興味のある方々に是非お手に取っていただけると嬉しいです。

(みなとラボHPより) 出版にあたり

みなとラボは、写真家の津田 直氏と協働し、海と人との共生に向きあうための新たな海洋教育のモデルを開発しました。根室市立おちいし義務教育学校と行ったプログラムの様子と成果を収録した書籍を日本財団の助成のもと制作しました。

北海道のオホーツク沿岸から根室沿岸のフィールドワークや、幾度となく対話を重ねた先に目指したのは、かつてオホーツクに暮らしていた人々のまなざしに触れ、海と森のつながりを通じ、海と結ばれてきた関係性を辿り直すことです。そこから「教育」として何が大事になるのかを再考し、この海洋教育プログラムをつくり上げました。

根室市立おちいし義務教育学校5、6年生とともに、夏と冬の2回に渡り行なったプログラムの様子と子どもたちが取り組んだ成果を収録し、他の地域でも取り組めるよう書籍としてまとめました。 (夏のプログラムの様子は、こちらから)

本プログラムの根底にあるのは、自然・海の全体を感じることが、これからの自然・海との共生に向き合っていくときに大事であるという実感です。それは、オホーツク海と太平洋に突き出した半島である根室の自然環境を歩き、森と海を体験し、霧の存在に触れることで得られたものです。

私たちは、自然や海を学ぶときに、それらを言葉で持って部分に分けて学びます。しかし、その学びのあり方では、森や川、海、生物、人間のつながりを実感することが難しくなります。海を含む自然と人間が離れ過ぎてしまい、そのつながりが見えづらくなっている現状において、大事なのは、そのつながり全体を感じられることではないかと考えました。

本書には、この状況を乗り越えていくために、 人類が自然・海とどのような関わりをしてきたのか、その源流にまで遡り、その地点からこれからの自然・海との共生のあり方を探った過程がおさめられています。この書籍が、これからの時代の教育、ひいては未来のため大事なことを見つめるきっかけになればと願っています。ぜひ、お手に取ってお楽しみください。

【書籍概要】 企画・監修・執筆:田口康大(みなとラボ)、津田 直 写真:津田 直、小倉快子、2024年度おちいし義務教育学校5、6年生 編集:小倉快子 授業講師:外山雅大(根室市歴史と自然の資料館) 企画協力:東さおり(写真家アシスタント)、おちいし義務教育学校、根室市教育委員会 デザイン:前田 景、大園早香 印刷:シナノ サイズ:W210mm×H255mm/44ページ 本体:1,650円(税込) ISBN:978-4-9913001-4-1 C0437 発行:みなとラボ出版(2024年3月24日) 助成:日本財団

*ご購入について みなとラボのウェブストアにて販売中です。 みなとラボHP  https://3710lab.com/news/8375/

また、書籍をお取り扱いいただける店舗を募集しています。ご興味のある方は、みなとラボウェブサイトのお問い合わせページよりご連絡ください。

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みなとラボと「おちいし義務教育学校」で海洋教育のワークショップを行いました。

Saori Azuma 2024.08.27
3710Labみなとラボ海洋教育ワークショップおちいし義務教育学校

根室ワークショップ海の教育を中心に活動をしているみなとラボと昨年より国際海洋環境会議などでご一緒させていただいていますが、今回海洋教育プログラムの第一弾として北海道根室市の小・中学校にてワークショップを行いました。

(みなとラボHPより) みなとラボが実施する「海の学びのプロジェクト」では、人類が自然・海とどのような関わりをしてきたのか、その源流を探り、共生のあり方を育むための教育プログラムを開発。2024年7月に第一弾として、写真家の津田直氏と協働し、ワークショップ「海を見ているたくさんの目」を根室市のおちいし義務教育学校の児童たちと実施いたしました。

ワークショップの様子がみなとラボHPにレポートとして掲載されています。 みなとラボHP  https://3710lab.com/contents/7508/

 

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みなとラボHPに北海道・根室でのフィールドワークのレポートが掲載されています。

Saori Azuma 2023.09.28
フィールドワーク根室海3710Labみなとラボ第二回 国際海洋環境デザイン会議海洋教育

みなとラボロゴ「海と人とを学びでつなぐ」をテーマに取り組みを行なっている機関、みなとラボと一緒に北海道のオホーツク沿岸部で行なったフィールドワークのレポートがみなとラボのHPに掲載されています。 みなとラボHP:https://3710lab.com/contents/5881 フィールドワーク

また、明日から東京・六本木のAXISギャラリーにて始まる「第二回 国際海洋環境デザイン会議」にて、中間報告としてオホーツク沿岸部や根室にて撮影した写真5点の小展示「Starting from Lines Drawn by Nature(引かれた線の上に立つ)」を行います。

みなとラボ…みなとラボは、「海と人とを学びでつなぐ」プラットフォームです。教育学者、科学者、エディター、デザイナーなど多様な専門家たちが、共に新しい学びを描き、深める取り組みを行っています。海と生きるとは何か――答えがひとつではないこの問いに向け、学校、地域、自治体に寄り添い、そして何よりも子どもたちと共に、次の3点を大切にしたプログラムを実施しています。 1. 海の魅力を深める。2. 人の考えを深める。3. 学びのあり方を深める。

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