2012年4月より成安造形大学附属・近江学研究所の客員研究員に就任することになりました。 今後は近江文化における更なるフィールドワークを実践し、写真を通じて研究発表してゆく所存です。
成安造形大学付属・近江学研究所 http://omigaku.org
(近江学研究所HPより抜粋) 近江(滋賀県)の芸術・歴史・思想・民俗・自然環境を暮らしの文脈からとらえること。 それは「きもち」や「いのち」とつながり、生み出されてきた「かたち」の背後にある意味を明らかにしながら、新しい近江の姿を浮き彫りにする試みです。 現代に息づく暮らしのかたち(文化)から、失われたさまざまな暮らしのかたちまで、近江の多様な「かたち」に注がれる眼差しは、本学の創作活動、教育、研究によって育まれた造形的感性とも響き合います。 文化の研究と「かたち」の再発見・検証は、分かちがたい両輪となり、近江という地域が本来もっているポテンシャルと相まって、地域学研究の新しいアプローチを提起することになるはずです。
また、個々の研究成果や発見が、「命」や「豊かさ」の意味を見直すきっかけになればいい。 それは、日本に長く息づいてきた価値観と現代の価値観が融合した、未来に向けた新しい価値の発見と創造につながるはずです。 全国でも類まれな美しい自然環境と豊かな文化資源にめぐまれた近江には、すでに新しい価値を生み出す土壌があります。