2019年、2021年のReborn-Art Festivalで小積地区に関わった作家が再び集い語り合ったドキュメント「小積リユニオン 〜アーティストが土地と関わる意味〜」が公開されました!

Saori Azuma in News, 2025 2025.06.21

牡鹿半島小積地区にある鹿肉処理場「フェルメント」で、かつて作品を制作発表したアーティストたちが再び小積に集い、食猟師の小野寺望さんとの交流を通して、この場所が各自の創作に与えた影響を語り合いました。

宮城県石巻市牡鹿半島の小積地区にある鹿肉解体処理施設「FERMENTO(フェルメント)」。 ここは牡鹿半島で害獣として駆除される鹿の命を食肉や加工肉として循環させるための小さな施設です。フェルメントを管理する食猟師・小野寺望さんは、東日本大震災で壊滅した周囲の環境整備を地元のシェフとともに続け、またワークショップや山歩きなど、食をめぐるさまざまな活動を通して人と自然の共生のあり方を探ってきました。

2019年と2021年、宮城県石巻市を舞台にした総合芸術祭「Reborn-Art Festival」への参加をきっかけにアーティストたちが小積を訪れ、小野寺望さんと出会いました。ここで得たインスピレーションから作品を制作し発表した彼らは、芸術祭が終わった後も、それぞれ個別に土地や小野寺望さんとの関係を継続しています。

展覧会から6年余りがすぎ、2024年の女川原子力発電所の再稼働とそれに伴う避難道路計画によって、フェルメントは現在の場所を離れ、新しい土地へ移転することになりました。

2025年3月26日、これまで小積と関わりのあるアーティストとキュレーターがフェルメントに再び集いました。変わりゆく小積の風景の中で、それぞれの創作の道のりとフェルメントでの出会いがどのように交差し、つながっているのかを確かめ合い、未来へ関係性をつなぎました。
本動画はその一日の記録です。
小積リユニオン 〜アーティストが土地と関わる意味〜

トレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=FnlUGbxoeFM

本編(48分)
https://youtu.be/dTJ0m019Tgw


「小積リユニオン 〜アーティストが土地と関わる意味〜」 

【開催日】2025年3月26日(水)
【場所】FERMENTO(宮城県石巻市牡鹿半島小積)
【参加作家】淺井裕介 在本彌生 大久保裕子 坂本大三郎 志賀理江子 津田直 堀場由美子 マユンキキ
【モデレーター】豊嶋秀樹
【特別協力】小野寺望
【協力】Antler Crafts 株式会社FERMENTO Reborn−Art Festival事務局
【Special Thanks】栗原裕介 佐々木ジョナサン拓海サギット 小川彩 江良慶介 東さおり 田口まき 岩瀬圭司 土井波音 花田悠樹
【企画】坂口千秋 豊嶋秀樹
【助成】公益財団法人 小笠原敏晶記念財団2024年度「文化・芸術の担い手への助成【交流助成】

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関連サイト
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◆ Reborn-Art Festival  https://www.reborn-art-fes.jp/
◆ Antler Crafts  https://antlercrafts.jp/
◆ 鹿のゆくえ  https://2021.reborn-art-fes.jp/shikanoyukue/

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