『ゆらぐ玉の緒』に表紙写真を提供しました。
新潮社新刊、古井由吉著の「ゆらぐ玉の緒」に表紙写真を提供しました。「漕」シリーズからの写真となります。書店でお見かけの際は是非お手に取ってご覧下さい。
(新潮社HPより)
陽炎の立つ中で感じるのも、眠りの内のゆらめきの、余波のようなものか。
老齢に至って病いに捕まり、明日がわからぬその日暮らしとなった。雪折れた花に背を照らされた記憶。時鳥の声に亡き母の夜伽ぎが去来し、空襲の夜の邂逅がよみがえる。つながれてはほどかれ、ほどかれてはつながれ、往還する時間のあわいに浮かぶ生の輝き、ひびき渡る永劫。一生を照らす生涯の今を描く全8篇。 古井文学の集大成。
『ゆらぐ玉の緒』
著者:古井由吉
出版:新潮社
定価:1,700円(税別)
刊行日: 2017/02/28
判型:四六判
頁数:224頁
ISBN:978-4-10-319211-4
WEB: http://www.shinchosha.co.jp/book/319211/
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