IHEYA・IZENA
– 沖縄本島北西部に位置する二つの小島、伊平屋島と伊是名島。 津田は四年前に拠点を九州へ移しましたが、それは南方へと繋がる道を開くためだったのかもしれません。数年間をかけ二つの島を訪れ、島に住む人々との交流を重ねながら、暮らしの中に潜む小さな行いに目を向けていきました。それらは、天を仰ぐクバの茂み、お盆に先祖を迎え・送りをする人々、供物が捧げられた聖域での祈り、古から受け継がれてきた神事に見る神人と子供の姿、就学のため春には島を離れるという少女の踊り、雨水の滴る月桃の花、風の岩からの 眺め…、という姿で現れてきました。 (POST「IHEYA・IZENA」展プレスリリースより) – 2016年8月刊行 発行:limArt 写真:津田直 テキスト:津田直、豊見山愛 アートディレクション&デザイン:田中義久 編集:中島佑介(POST) 仕様:182mm x 220mm/144ページ/フルカラー/75図版/日英バイリンガル 初版 1,000部 ISBN:978-4-9907173-6-0 価格:3,000円+税
Two small islands, Iheya Island and Izena Island, are situated in the northwestern part of main island Okinawa. Four years ago, Tsuda moved his base of residence to Kyushu, which might have been to open his way connecting him to the southern areas. He spent several years visiting the two islands, kept mingling with local people and directing his attention to small events lurked in people’s daily lives. His photos show the scenes: Kuba (Livistona chinensis) bushes turning upward to the sky, people welcoming and sending off spirits of ancestors at Bon festival, prayers at sacred areas where offerings are placed, kaminchu (priest of indigenous faiths serving god at rituals) and children at rituals handed down for generations from ancient times, a dance of a girl who was to leave the island in the spring to continue further schooling, shell ginger flowers with dripping rain drops, a view from Wind Rock, etc. (From the press release of “IHEYA・IZENA” exhibition at POST)
本日8/19(金)より、恵比寿のPOSTにて個展[IHEYA・IZENA]がスタートしました。展覧会に合わせて、写真集第三弾の[IHEYA・IZENA]を出版いたしました。写真集はこの後、全国の書店でも取扱いが始まる予定ですが、現在はPOSTにて写真集を販売しております。
2014年の[SAMELAND]、2015年の[NAGA]と、3連作として発表してきたフィールドワークシリーズは今回刊行する写真集で完結します。それに合わせ、3冊を束ねたボックスセットを作りました。
POSTの展覧会にご来場いただく際に、過去にお求めいただいた[SAMELAND]と[NAGA]の2冊をお持ちいただき、[IHEYA・IZENA]を会場でご購入いただいたお客さまには外函を無料で差し上げております。(数に限りがございますので、無くなり次第終了とさせていただきます)
[SAMELAND / NAGA / IHEYA・IZENA] Box Set9,000円 + 税
POST東京都渋谷区恵比寿南2-10-3T 03 3713 8670W http://post-books.info/
縄文シンポジウム 北黄金貝塚・有珠モシリ遺跡出土遺物を撮影した写真家の津田直さんを講師に招き、日本の基層文化としての縄文文化についてお話いただきます。
日時:平成28年8月27日(土曜日)午後1時から午後2時30分 場所:だて歴史の杜カルチャーセンター講堂(ハーパーホール) 演題:「自然の声に耳を傾ける-写真家の視点」 講師: 津田直(写真家) 参加費:無料。(事前の申し込みは不要です。当日直接会場にお越しください。) 問い合わせ先:伊達市教育委員会生涯学習課文化財係 / 電話 0142-23-3331(内線513) 伊達市 HP: http://www.city.date.hokkaido.jp/kyoiku/detail/00004233.html関連サイト「北海道・北東北の縄文遺跡群」HP: http://jomon-japan.jp/archives/4985/ (こちらよりチラシをダウンロードしていただけます)
縄文まつり本祭 火おこし大会やコンサート、縄文フリスビーなどの楽しいイベントが盛りだくさんです。
日時:平成28年8月28日(日曜日)午前10時から午後3時 場所:史跡北黄金貝塚公園 主なスケジュール:10:00 オープニングセレモニー 縄文シャーマンショー 縄文ゲームプラザ・縄文レストラン・縄文の森工作室10:15 火おこし大会 10:30 縄文の森散策会&遺跡ガイド 11:45 古典フラ「カヒコ」 12:10 縄文の丘コンサート「カスタネット演奏」 12:40 現代フラ「アウアナ」 13:10 縄文もちまき 13:20 縄文フリスビー大会
このほかにも、火おこし体験・勾玉づくりコーナーや縄文レストランなどがあります。 夏の一日を縄文時代にタイムスリップして楽しみましょう。
POSTにて開催の展覧会 [ IHEYA・IZENA ] に合わせ、スライド&トークイベントを行います!
スライド&トークイベント「南方の光と影、水の香り」日時:2016年8月20日(土) 18:00開場/ 18:30スタート会場:POST 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3参加費:1,000円(要予約)予約方法:下記のPOST HPよりお申込ください。WEB: http://post-books.info/news/2016/8/10/talk-event-naotsuda
【展覧会情報】会場:POST 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3TEL:03 3713 8670WEB: http://post-books.info会期:2016年8月19日(金)~ 9月17日(土) 月休み時間:12:00~20:00オープニングレセプション:2016年8月19日(金) 19:00~21:00
是非、皆様お誘い合わせの上、お越し下さい。
(POST プレスリリースより)この度、写真家 津田直による新作写真集[IHEYA ・ IZENA]の刊行に合わせた写真展を開催いたします。[IHEYA ・ IZENA]は、limArtから刊行された[SAMELAND](2014)、[NAGA](2015)に続く、フィールドワークから生まれた写真集の第三弾となります。
沖縄本島北西部に位置する二つの小島、伊平屋島と伊是名島。
津田は四年前に拠点を九州へ移しましたが、それは南方へと繋がる道を開くためだったのかもしれません。数年間をかけ二つの島を訪れ、島に住む人々との交流を重ねながら、暮らしの中に潜む小さな行いに目を向けていきました。それらは、天を仰ぐクバの茂み、お盆に先祖を迎え・送りをする人々、供物が捧げられた聖域での祈り、古から受け継がれてきた神事に見る神人と子供の姿、就学のため春には島を離れるという少女の踊り、雨水の滴る月桃の花、風の岩からの眺め…、という姿で現れてきました。
2014年からスタートした津田直のフィールドワークのシリーズは、本書をもって一つの目標地点に到達します。北欧のサーメ人たちを被写体にした[SAMELAND]、ミャンマーの北西部に住むナガ族を被写体にした[NAGA]、そしてこの度刊行する[IHEYA ・ IZENA]の三作品は、地理的には遠く離れていますが、いずれの土地にも人々の暮らしの中心には現代の社会が失いかけている信仰の存在があり、これらの辺境とも言える小さな地域に残っている文化や生き方を知ることで、我々に“今日の在り方”を見つめ直すきっかけを与えてくれているのではないでしょうか。
フィールドワークシリーズの最後となる本書の刊行に伴って開催される展覧会は、本書の刊行元であるlimArtが運営するアートブックショップ[POST]、47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、物販・飲食・出版・観光などを通して、47の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行い、沖縄にも店舗を設ける[D&DEPARTMENT]との共同開催となります。
現代の社会が再考すべき価値観をフィールドワークのシリーズで提示する、津田直の新しい試みをぜひご高覧ください。【展覧会】津田直 写真展 [ IHEYA・IZENA ] 会場:POST東京都渋谷区恵比寿南2-10-3T 03 3713 8670W http://post-books.info会期:2016年8月19日(金)~ 9月17日(土) 月休み時間:12:00~20:00オープニングレセプション:2016年8月19日(金) 19:00~21:00トークイベント:2016年8月20日(土) 18:00開場/ 18:30スタート参加費:1,000円(要予約)予約方法:post@post-books.jp にお名前/お電話番号/参加人数を明記の上、お申込みください。
津田直 写真展 [ IHEYA・IZENA ] 会場:D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWA STANDARD沖縄県宜野湾市新城2-39-8 2階T 098 894 2112W http://www.d-department.com/jp/archives/shops/33656会期:2016年9月9日(金)~ 10月4日(火) 水休み時間:11:00~19:30トークイベント:2016年9月10日(土) 18:00開場/ 18:30スタート参加費:1,000円予約方法:お電話にて承っております。(沖縄店:098 894 2112)
共催POSTD&DEPARTMENT PROJECT
協力伊平屋村役場一般社団法人いぜな島観光協会Taka Ishii Gallery Photography / Film【写真集概要】タイトル:IHEYA・IZENA写真:津田直テキスト:津田直、豊見山愛アートディレクション&デザイン:田中義久発行:limArt仕様:182mm x 220mm 144ページ フルカラー 76図版 日英バイリンガル初版1000部ISBN:978-4-9907173-6-0価格:3,000+税
【略歴】豊見山愛沖縄県立博物館・美術館 美術館主任学芸員。浦添市美術館、沖縄県立芸術大学図書・芸術資料館を経て、現職。おもな展覧会:「岡村吉右衛門コレクション 台湾原住民の染織」(1997年、沖縄県立芸術大学図書・藝術資料館)、現職では「名渡山愛順が愛した沖縄」(2009年)、「いのち ― 宮良瑛子」(2016年)、「山元恵一 Le fragment du rêve (夢のかけら)」(2016年)などの展覧会や、戦前期から現代の沖縄女性アーティストを紹介するシンポジウム「沖縄から女性美術を考える」( 2010年)を企画。
田中義久Graphic Designer / Nerhol。美術館をはじめ、コマーシャルギャラリーのV.I計画や、 アーティストの作品集の装丁、デザインを手がける。また飯田竜太(彫刻家)とのアーティストデュオ「Nerhol」としても活動中。 http://nerhol.com
津田直写真家。1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。2001年より多数の展覧会を中心に活動。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。大阪芸術大学客員准教授。主な作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』、『Storm Last Night』(共に赤々舎)がある。 https://tsudanao.com
「風景のかたち―前田真三と現代日本の風景写真 ―」展に「漕」より作品を出展します。
【開催情報】 会場:足利市立美術館会期:2016年8月6日-10月10日時間:10:00~18:00 休館日:月曜日(9月19日、10月10日を除く)、8月12日(金)、9月20日(火)、9月23日(金) 住所:栃木県足利市通2丁目14-7 Tel: 0284-43-3131入場料:【大人】700(580)円【大学・高校】500(400)円【中学生以下】無料※()内は団体料金参加作家:前田真三、石川直樹、伊奈英次、叶野千晶、小林のりお、津田直、中里和人、楢橋朝子、畠山直哉、本郷毅史Web: http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
栃木方面へお出掛けの方は、是非お立ち寄り下さい。
7/23よりシアター・イメージフォーラムより順次全国公開の映画『ラサへの歩き方〜祈りの2400km』へコメントを寄せました。チベットの小さな村からラサ、そして聖山であるカイラス山へ五体投地によって巡礼を行う人々を描いた映画です。face bookサイトには、コメントが掲載されています。
公式サイト http://www.moviola.jp/lhasa/face book https://www.facebook.com/lhasa2016/posts/1134306283279631