春までにそれぞれができること

Saori Azuma in Blog 2011.03.31

10日間ほど、仕事に合わせ関西へ行っていました。
関東では計画停電や水や食料、放射能の心配もありなかなか落ち着かなかったけれど、
関西は距離があるせいか日常の生活が営まれていて少し落ち着いた気もしたけれど、
東北の人達のことを想像すると気が気ではなかったです。
関西で会った色々な人達と話していてニュースや新聞を見ながら
誰もが被災地の人達に何が出来るか考えていて、
節電や募金をしながら被災地の一刻も早い復興を願っていました。
津田さんも仕事の合間に写真家の赤阪さんやSWITCHの新井さん、
印刷会社の頼もしいお姉さん、ピアニスト、パタゴニアのスタッフなどに会ったりして、
パワーをもらいながらそれぞれのことばに耳を傾けていました。

関西では彼岸桜や梅の花が美しく咲いて春の匂いを漂わせていました。
また滞在中に撮影で行った高山植物園は雪がちらつく寒さだったけれど、
目線を下に落としてよーく見ると雪解け後に春を待ちわびて出てくる
2~4cmくらいの小さな花達が咲いていて、1年のうち1週間限りの
花を咲かせた後に葉っぱまで姿を消すと言われている、
ヒマラヤ生まれの希少な植物にも出会えました。
ささやかな命の循環に触れていると、次々と生まれてくる生命に希望を感じました。
東北ではまだ雪が降っている様、
どこよりも待ち遠しい春がはやくやってきますように…!

そんな中、津田さんと私はというと、大震災を踏まえ、
いよいよ具体的に動く計画を練っているところです。

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