立教大学キャンパスにて
14日に写真家・杉本博司さんの母校立教大学にて、
高松宮殿下記念世界文化賞受賞記念における杉本博司氏の講演会
「アートの起源」が開催され、津田さんと共に行ってきました。
立教大学は赤色に染まった蔦の葉がからまった歴史のある校舎と、
大きな木が何本も植わっていました。
とても気持ちがよく外でおにぎりを食べていたら
ちょうど杉本さんが通られ声をかけられました!
杉本さんも卒業以来三十数年ぶりに大学を訪れられたようで
懐かしくリラックスされた雰囲気でした。
講演は高松宮殿下とはどういう方だったのかを
殿下の詠まれた和歌を巡っての話から始まり、
杉本さんが設計された直島の護王神社や「歴史の歴史」展、
U2のボノのCDジャケットに”seascape”を使用することになって
ボノとアイルランドで会ったときの話など!
聴講者も驚くような展開のスライドショーとお話しでした。
杉本さんが和歌を詠まれたり、
かと思えばU2のライブ映像を見たりとおもしろい講演でした。
そんな世界を賑わす杉本さんはただいま
IZU PHOTO MUSEUMにて「光の自然」展を開催中です。
私たちもまだ見に行っていないのですが、展示スペースや庭なども
杉本さんが設計されたようなので楽しみにしています。
また翌日は横浜にて開催中の横浜国際映像際「CREAM」へ行ってきました。
私たちが観たのは”ハンガー”という1980年代初頭、
北アイルランドの刑務所内を舞台にIRAとイギリス間の闘争を描いた
とても社会的なインパクトのある映画でした。
少し前までそのような状況がアイルランド北部であったことを想像すると、
自分達が知らないところで起こっている深刻な問題について
再認識させられると共に、当事者同士では既にどうにもならないという
現代社会の複雑な一面を改めて実感しました。
その他にもツールドフランス好きにはたまらない自転車のフィルムや、
中国、韓国の作家の映像が上映されていたりと新しい視点から
見るようなおもしろい映画が沢山上映されています。
期間は今月29日まで東京藝術大学やBankART
Studio NYKにて開催中です。
興味のある方は是非足を伸ばしてみて下さい。
紅葉が深くなってきたのと共に気温も下がってきましたが、明日から関西行きです!
京都の紅葉もちょうど盛りの頃でしょうか…?
今日お会いした京都の方は紅葉よりも紅葉を見にくる観光客の多さで
秋だなあと感じます。(笑)とおっしゃっていました。
- 真新しい光
- KUNIUMI/MANDALA