『ゆらぐ玉の緒』に表紙写真を提供しました。

Saori Azuma 2017.03.21
漕ゆらぐ玉の緒古井由吉

ゆらぐ玉の緒新潮社新刊、古井由吉著の「ゆらぐ玉の緒」に表紙写真を提供しました。「漕」シリーズからの写真となります。書店でお見かけの際は是非お手に取ってご覧下さい。

(新潮社HPより)陽炎の立つ中で感じるのも、眠りの内のゆらめきの、余波のようなものか。

老齢に至って病いに捕まり、明日がわからぬその日暮らしとなった。雪折れた花に背を照らされた記憶。時鳥の声に亡き母の夜伽ぎが去来し、空襲の夜の邂逅がよみがえる。つながれてはほどかれ、ほどかれてはつながれ、往還する時間のあわいに浮かぶ生の輝き、ひびき渡る永劫。一生を照らす生涯の今を描く全8篇。 古井文学の集大成。

『ゆらぐ玉の緒』著者:古井由吉出版:新潮社定価:1,700円(税別)刊行日: 2017/02/28判型:四六判頁数:224頁ISBN:978-4-10-319211-4WEB: http://www.shinchosha.co.jp/book/319211/

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