豊島、丸亀への旅

Saori Azuma in Blog 2010.11.27
瀬戸内国際芸術祭が終わり島が秋色に染まる頃、
津田さんと四国へ行ってきました。



初日は高松港からフェリーで豊島に渡り、
1ヶ月前にオープンしたばかりの豊島美術館へ。
入口から中を覗いて一歩入った瞬間から美術館という名前から
想像していたものとは全然違った空間に裏切られ驚きました!
西沢立衛さん設計の丸みのあるなめらかな曲線の空間と
内藤礼さんの最もシンプルで最小の水滴の仕掛けが一体化していて、
本当に小さな自然の音や動きなどの美しさに感動させられました。

美術館を出た後、ヒッチハイクで車に乗せてもらった
島のお母さんがいい話をしてくれました。
芸術祭について最初は人がいっぱい来て犯罪が増えるから、
島を静かなまま放っておいてほしいと思ったらしい。
けれど芸術祭が始まっても犯罪なんて起こらないし、
逆に来てくれた人が素敵な島ですね~、と島のことを
ほめてくれることが多く、今まで気付かなかったけれど
改めて恵まれた所なんやなぁと気付かせてもらって本当に良かった、
と話して下さいました。
小学生の息子さんがおられ、学校の先生から芸術祭期間中の
連休に1万人ものお客さんが島に来たと聞いて、
「そんなに来たら島が沈んじゃうよ~!」と言っていたらしい。笑
けれど島の人が喜んでいたと聞いてそれはいいイベントだったのだと思いました。
豊島は自然が豊かで段々畑の向こうに青い海が見える美しい島でした。





翌日は、津田さんの親しい友人の華道家の片桐功敦さんの個展、
「賢者の森へ」がちょうど高松で始まったばかりだったので見に行きました。
ギャラリーは珍しく商店街にあったのですが、その中に生けられた
花や葉木の根っこはまるで森の奥に静かにたたずんでいるようでした。

午後、香川に来てから数回目のうどんを食べ、丸亀の
猪熊弦一郎現代美術館にて杉本博司さんの「アートの起源」展のオープニングへ。
毎回巨大なスペースにも関わらず、違った展示で来た人を
楽しませる杉本さんはさすがだと思いました。
会場の驚きの特設舞台で安藤洋子さんというダンサーの方が
パフォーマンスをされました。
写真は杉本さんが実演製作した和三盆。




『一年まるごと杉本博司!』と題して杉本さんの展示は
年4回のテーマに分けて行われるので是非一度は足を運んでみて下さい。
片桐さんのTOKIWA ART GARELLYでの展覧会も今月29日まで開催中なので
瀬戸内の島巡りや杉本さんの展覧会と合わせて今盛り沢山な
四国への旅をオススメします。

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