センス・オブ・ワンダー

Tsuda Nao in Blog 2010.05.29

25日に丸の内ハウス(新丸ビル7F)にて開催されたトークイベントに
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。
分子生物学者・福岡博士さすがに面白い人でした。
僕の空白の8年間について突っ込まれるとは思っていなかったけれど、
幾つか興味深いお話も聞けたと思う。
記憶にとどまった一話は、「食」について多くの昆虫が
生きてゆくために食事を限定しているという話。
例えばアゲハ蝶の幼虫であれば日々葉っぱを食べているといえども、
ほぼミカンや山椒の葉しか食べてはいないということ。
その点、人間は真逆とでも言うか、必要以上(生きてゆく以上)
の食材を常に摂取していると先生は言われた。
又あらゆる生物にとって食事を限定するということは、
他の生物との無益な争いを避け、互いの領域を侵すことなく
生存してゆくための基本原理と言ってもよいようだ。
この問題意識を踏まえ、まずは僕らが一年を通し食べている食物を並べ、
どれほどの領域を既に侵しているのか知りたいと心底思った。

そんなことにすら自覚の持てない今日の僕らを知るために。
人間がいかに自然の摂理の外側へと歩んでしまったかを知るために。


多数著作のある福岡博士だが、興味深い情報を一つ紹介しておきたい。
生命の最前線で何が起こっているのか、見てはどうだろうか。
『いのちドラマチック』(NHK BS)
http://www.nhk.or.jp/inochi/about/

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