横浜フォトフェスティバル キックオフイベント

Saori Azuma in Blog 2010.01.17

16日に横浜赤レンガ倉庫にて、2012年横浜フォトフェスティバルに向けての
キックオフイベント“横浜フォトグラフィックカンバセーションズ
&ポートフォリオレヴュー”が開催されました。

横浜フォトフェスティバル
フォトグラフィックカンバセーションズは、後藤繁雄さんから
依頼を受けた写真家、評論家、ギャラリスト、アートディレクター達19名が
1人持ち時間25分ずつ写真などについて話すという9時間ぶっ続けのイベント。
津田さんの出番が4番目だったのでちょうど始まる頃に会場に着いたのですが、
会場には既に椅子は満席くらいの数のお客さんが入っていました。
それぞれトーク者の制限時間5分前になるとベルが鳴らされ、
終了後5分で次のトーク者がスタート、といった感じの流れでした。
津田さんはこの日「写真と翻訳について」、「写真とシャーマニズム」
について話しました。
ご聴講頂いたみなさんありがとうございました。
フォトグラフィックカンバセーションズ
フォトグラフィックカンバセーションズ
このイベントの良いところは、普段自分の目当ての写真家達の
トークイベントに行くときには聞くことのない自分の目当ての人の前後の人達や
今まで聞く機会がなかった人達、また色々な立場から写真と関わっている人達の
話を聞くことができることです。
津田さんの前に話された写真家の小山泰介さんは津田さんと“DESIGN TIDE TOKYO”
というイベントでもいっしょに作品を展示していたのですが、
どうしてデジタルで撮っているのか、なぜこの作品を作ることになったのか、
など話を聞かないと分からないことばかりで見る観点が変わるようなお話でした。
また、ルワンダの写真を撮っている写真家の写真集について話された
写真評論家の竹内万里子さんは、自身がされている評論するということについて
疑問を持ちかけ、その危うさについてや、ルワンダで起こり写真に収められた
その悲劇についてなどとても興味深いお話をされたりと
1日いてもあきないとても中身の濃厚なイベントでした。

ポートフォリオレビューのコーナーも自分の写真を見せてプレゼンする
写真家を目指す人達、写真を手に取って眺めて意見する写真家や雑誌編集長の人達
などでとても賑わっていました。
ポートフォリオ・レヴュー
ポートフォリオ・レヴュー
ポートフォリオ・レヴュー
ポートフォリオ・レヴュー
最近こうした写真家や評論家達が集まってその声を生で聞けるイベントが行われ、
写真業界が以前に比べ盛り上がってきているように思います。
2年後の横浜フォトフェスティバルに向けてのキックオフイベントとして
こんなに人が集まって盛況だったので2012年のイベントが今から楽しみです。

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