「親」になれるか

Tsuda Nao in Blog 2009.08.10

名古屋から戻って以来、幾つかの原稿書きをしたり、
神主さんに相談へ出掛けたり、架空の旅をしながら過ごしていた。
久し振りにギャラリーへも顔を出し、夏以降のスケジュールなどを調整。
実はすでに動きはじめているプロジェクトがある。
そろそろ告知も出来るので楽しみにしていてもらいたい。
展覧会をつくることとはまた違って、コラボレーションのようなこと。
とにかくきちんと近日中にお知らせします!

さて、ついに『近づく』増補版の印刷もはじまった。
まずは届いた色校をチェック。前回の印刷のことを思い出す。
以前は山形でさくらんぼをつまみながら立合ったのだ。
今回は都内なのでありがたい。
いつも思うことだが、印刷物というのは綴じられる前に
自分の目で見ておくと随分とその後の関係性が変わってくるように思う。
それは、種から植えて芽を出した草花と
苗で買ってきた草花との付き合いとの差みたいなものだ。
つまり「親」になれるかで実に運命は変わるということだ。
この一冊も出来るなら僕は「親」でありたいと思っている。
だから生まれる瞬間に立合いたいのだ。

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