美術館から旅に出よう

Saori Azuma in Blog 2009.08.03

8月1日、夜中3:30、お世話になっている額屋さんの車に乗せて頂いて
横浜を出て今回何度目になるのだろう、名古屋へ向かいました!
途中心配していた雨雲が一宮に着いたらちょうどザーーッという本降り。
ワークショップ前に近くに雷が落ちたようで停電したり、
交通が止まったりして、遅れてきた参加者の皆さんも
徐々に集まってきてワークショップが始まりました。

「今日は地図を2枚使って旅に出ます。」と津田さんが
星図と一宮市の地図を机に広げ2枚を重ね合わせると、
みんな何をするんだろうと真剣に机を覗き込んでいました。
普段頭上の遠く彼方に見る星座の天の川の部分を、
一宮と岐阜の間に流れる木曽川に重ね合わせて
夏の大三角形と北極星にお線香で穴を開けました。
そうすると星座が自分達の歩ける範囲にちらばり、
その星座をめぐって歩いてみましょうと津田さんがナビゲーターになり
みんなでお弁当を食べた後地図を持って外へ出ました。
するとさっきまで大降りだった雨がやんで外へ出れるように!
織り姫と彦星の星座をめぐるので雨が止んでよかったです。
美術館から旅に出よう
美術館から旅に出よう
この日参加して下さったのは最年少は2歳から最年長は76歳。
年齢や性別も様々な20名!みんなでカメラをぶら下げて、
途中傘をさしたりしながらまずはこと座のベガへ。
ポイントについてそこの場所から見えるものの写真を撮るのですが、
みんな早くも夢中になり一斉に色々な所へ散っていきました。笑
地元に住んでいる人も普段は愛知県と岐阜県に
またがる天の川(木曽川)を車で渡るので、
少し揺れる長い橋を歩いて渡るのはとても新鮮だと言っておられました。
大人になってからはこんなに多人数(しかも年齢も様々)で
車の通る道の隣をいっしょに歩くことなんかないので、
他の参加者の人たちと話したり、
お互いの写真の撮り方を観察したりしながら皆さん楽しそうでした。
ちょうど川の真ん中の島と重なったはくちょう座のデネブを橋上から撮影し、
川の対岸のわし座のアルタイルを撮って美術館へ戻りました。
美術館から旅に出よう
美術館から旅に出よう
美術館から旅に出よう
美術館から旅に出よう
美術館に帰ってからはみんなが撮影した3ヶ所の
ポイントの写真を各1枚ずつ選んでもらい、
津田さんがスライドショーにまとめ最後に投影して鑑賞しましたが、
同じ場所で撮っているのにみんな全然違う写真で
それぞれ工夫をこらしていて新鮮でした。
美術館から旅に出よう
参加して下さった皆さん、お手伝いしてくれた大学生の皆さん、
美術館のスタッフの方々ありがとうございました。
帰路は、また額屋さんの車で途中、岡崎、浜名湖の辺りで
花火を横に楽しみながら夜に横浜へ着きました。
一宮での展覧会は会期残り2週間となりました。
地方の美術館でののんびりした時間も楽しみにお越し頂けるとうれしいです。

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